【4つの分類で解説!】胡蝶蘭の種類|写真で見る色々な胡蝶蘭10選

胡蝶蘭の種類とは

見た目の豪華さや高貴な物のイメージからギフトとして胡蝶蘭を選ばれる方はたくさんいると思います。

季節に関係なく一年中販売されているのでその手軽さでも定番の贈り物になっていますよね。

しかしいざ胡蝶蘭を購入しようとお店に脚を運んだら様々な色やサイズのものがあってどの胡蝶蘭を選んだらいいか悩んだ事はありませんか?

一般的に胡蝶蘭といったら白の大輪3本立胡蝶蘭を想像する方はたくさんいると思いますが、その見た目は実に多種多様です。

みなさんが目的によって相応しい胡蝶蘭選びが出来るように、今回はサイズ、色、本数、品種の4つの項目でわかりやすく種類別の紹介したいと思います!

1.【胡蝶蘭の種類①】サイズ別

メジャー

輪の大きさと胡蝶蘭全体の高さ・幅はは比例します。立数にもよりますが一つの胡蝶蘭には約20〜50輪の花がついていて、同じ輪の大きさでもその数によって値段が異なります。

輪の大きさは主に3つで

・大輪

・中輪(ミディ)

・小輪(ミニ)

にわけられます。

胡蝶蘭は大きければいいというものではありません。サイズによってのメリット、デメリットも含めそれぞれについて詳しく説明していきたいと思います!

☆大輪

高さ 約80〜100cm
輪の直径 約10〜13cm

胡蝶蘭といったらこのサイズをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

このサイズを選ばれる方は相手先と仕事関係の場合が多いです。

企業パーティや大きなお祝い事の席で会場や設置場所にたくさんの胡蝶蘭が並ぶ可能性がある場合など、大きさで比べられるのは嫌だという人は大輪を選んでおけば間違いないと思います。

大輪胡蝶蘭を選ぶ際には相手先に胡蝶蘭を置く為の十分のスペースがあるかの確認を必ずしましょう。

大きな企業などの場合は大抵問題ないですが個人宅などに贈る場合は大きくて邪魔になってしまったり女性だと重くて動かすのが難しいので相手先のことを考えて決めれるといいですね!

とはいってもやはり大輪の胡蝶蘭というのは遠くからでも人目を引きますし、高級ギフトとしての「ザ・胡蝶蘭」といったイメージなので喜ばれることは確実だと思います♪

☆中輪

高さ 約40〜70cm
輪の直径 約5〜8cm

大輪に比べてサイズ感はコンパクトになりますがミディ胡蝶蘭は花の色、模様などの種類が大輪と比べてとても豊富なので人とは少し違うものを探している人にはおすすめです。

背丈は負けてもミディの5本立ちなら大輪の3本立ちに負けないくらい華やかに見えるのに価格は安く抑えられることが多いですよ!

相手先のスペースをとってしまうこともありませんし、原種に近い品種が多いため花持ちがよいのもミディ胡蝶蘭の魅力です。

様々な用途に贈る事ができるオールマイティーなミディ胡蝶蘭。近しい相手柄の場合に気軽に贈る事が出来るところも嬉しいですね。

☆小輪(ミニ)

高さ 約30cm前後
輪の直径 約2〜4cm

ミディ胡蝶蘭と同じく様々な色味のものが多く、自宅用やちょっとしたプレゼント用にぴったりの商品です。

女性でも片手で持てるくらいの重さとサイズ感で、相手先にあまり気を使わせたくない場合にも手土産感覚で贈る事ができます。

普段お菓子や食べ物を手土産にしているというみなさん、たまには小さくて可憐な胡蝶蘭を手にご友人宅を訪れてみてはいかがですか?

2.【胡蝶蘭の種類②】色別

色鉛筆

胡蝶蘭は同じ色でも生産者によって色の濃淡や色味が異なるので白以外を選ぶときは数店舗見て、自分好みのベストなカラーを見つける事をおすすめします。

「胡蝶蘭の色」と一言でいっても花の中心部分にある“リップ”と呼ばれる花弁は色が違うことが多いので、よく観察してみるといいですね。

色を選ぶときの注意点としてはお悔やみの場では白以外のものを選ばない方が無難だということです。お葬式や通夜、告別式では様々な世代の方がきます。ご年配の方は白以外のものがマナー違反だという認識の方もたくさんいますので、故人が身内の場合や指定の色があるとき意外は迷わず白を選びましょう。

四十九日以降は色がついた花でも問題ありませんが、薄い色味の方が相応しいと言えます。

合わせるラッピングの色でも印象がかなり変わるので、できれば色指定できるところで購入したいですね!

主に店舗で取り揃えている色は

・白

・ピンク

・紫

・染め

の5つになります。

それぞれの特徴や用途にあった色選びをご紹介するのでぜひ参考にしてみてください!

☆白

胡蝶蘭

・花言葉:清純

・贈る用途を選ばない
→お悔やみの席から結婚式のお祝いの席まで幅広く使える。相手の好みがわからないときはとりあえず白を選んでおけば間違いない!

花持ちが1番よく、輪も大きいことが多い
→日本では白色が一番需要があるためどこの生産者も品種改良で花を長く楽しめるような強い株作りに力を入れている。市場に流通している8割が白の大輪胡蝶蘭というデータもある。

☆ピンク

胡蝶蘭

・花言葉:あなたを愛しています

・女性人気が高い
→母の日にもぴったりのギフト。

・薄いピンクは四十九日を過ぎた供花としての需要もある

・リップの色は赤か薄い黄色

☆紫(濃いピンク)

胡蝶蘭

・華やかでビビットなカラーが人目を引く

・店内の照明が暗い飲食店等でも浮く事なく馴染んでくれる

・リップの色は基本赤

・ミディ系に多い色

☆セミアルバ(赤リップ)

胡蝶蘭

・紅白のカラーがおめでたい席で喜ばれる
→日本では昔から紅白は縁起物とされる為、ご高齢の方に好評!

・選挙の当選祝いや勝負事の優勝祝いに贈られる方が多い

・花びらの部分が白いからといって供花として贈るのはマナー違反になる場合があるので気をつけよう!

☆染め

胡蝶蘭

白い胡蝶蘭に特殊な染料技術で染料を吸わせ、内側から色を浮かび上がらせている染め胡蝶蘭。日本で唯一生産可能なのは愛知県にある松浦園芸のみの大変貴重な胡蝶蘭です。

エレガンスカラーと名付けられ、全7色のラインナップとなっております!

・珍しいものであっと驚かせたいとき

・人と同じ物が嫌いな人

特に青色に染色された『ブルーエレガンス』は誰もが目を引きつけられる存在感です。

青色の胡蝶蘭に関しては染めではなく品種改良で誕生したものもありますが、そちらは生産するのが非常に難しく時間がかかるので市場では出回らず展覧会などでしか見れません。

他の染め胡蝶蘭の中では紫も人気の色の一つです。高貴なイメージがある色ですが、紫は古希のカラーでもあるので70歳のお誕生日に紫の胡蝶蘭を贈るととても喜ばれますよ!

染め胡蝶蘭は人によっては人工的なイメージを与えかねないので好みがわかれますが、どの胡蝶蘭と並んでも目立つ事間違いなしのカラーです♪

 

他にも模様が入っているように見えるものや、中心部から外側にむかってグラデーションになっているものなど胡蝶蘭の色には『全く同じ色』というものがほぼありません。お気に入りの色に出会いたいですね!!

3.【胡蝶蘭の種類③】本数別

胡蝶蘭には立数というものがあり、市場では主に3本、5本立ちが主体となっています。最近ではその手軽さから2本立ちのものも人気で、ミニ胡蝶蘭などと謳って売られています。上には7本、10本などもありますが本数が多ければ多いほど輪数ももちろん多く価格もあがります。

基本的に大輪の胡蝶蘭は一つの株から一つの茎だけ残す事によって大きな花を咲かせ、生産者が手作業で一つ一つ丁寧に数株を寄せ植えするというスタイルで出荷しています。

近年では花をゆっくり咲かせる事で栄養を十分に蓄えた熟成胡蝶蘭のように一つの株で複数の立数をバランスよく仕立てた品種もでてきていますが、単純に

『立数』=胡蝶蘭の鉢から伸びている花茎の本数

という認識で大丈夫です。

大輪3本立ちの胡蝶蘭はどんな席でも間違いない定番の商品です。スペースの心配はあるけど立派な物を贈りたい方はミディの5本立ちを選び色で遊んでみるのはいかがでしょうか?

4.【胡蝶蘭の種類④】品種別

蘭は被子植物の中で最大数を誇る約750属28,000種もあると言われていますが、品種改良により年々新しい交配種(新しい品種)が生まれています。

品種改良の目的は

・花色の美しさ

・新しい模様の追求

・強く丈夫な株作りによる花持ちの追求

など様々ですが品種数は今も増え続けているので正確な数はわからず、市場でもほとんど品種名がなく色や大きさで売り買いされているのが現状です。

品評会で受賞した胡蝶蘭など、品種によっては株もよく花持ちがよい胡蝶蘭もありますが、よほど有名な胡蝶蘭以外はその品種が市場に毎回出回るかも生産中止になるかも確かではないので品種に関してはあまり神経質にならずとにかくたくさんの胡蝶蘭を見に店舗に脚を運びたいですね!

5.写真で見るいろいろな胡蝶蘭10選

さて、胡蝶蘭にはたくさんの種類があることがわかっていただけたと思います。

最後にあまり目にする機会が少ない珍しい胡蝶蘭をいくつか写真で紹介したいと思います。

一部ではありますがぜひご購入の際の参考にしていただけたら幸いです!

胡蝶蘭
薄い桜色が綺麗な胡蝶蘭
胡蝶蘭
外側にストライプの入った胡蝶蘭
胡蝶蘭
黄色の胡蝶蘭
胡蝶蘭
黄色に赤リップ
胡蝶蘭
グリーンの胡蝶蘭
胡蝶蘭
色が変わる希少品種のパレルモ
胡蝶蘭
ピンクから白のグラデーション
胡蝶蘭
模様が入った胡蝶蘭
胡蝶蘭
こちらはドット柄
胡蝶蘭
ミディタイプは柄が豊富

6.まとめ

・胡蝶蘭には大輪、中輪、小輪がある

・色は多種多様だが主に白、ピンクが多い

・立数は主に3本か5本

・贈る目的によって相応しいサイズ、色がある

・四十九日以前のお悔やみの場に白以外を贈るのは基本NG

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